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 SMG~CAN(米国)Q&A


(3歳女児の保護者の質問)
  



 娘さんは幼い年齢できちんと場面緘黙と診断され、本当に良かったと思います。診断は、早ければ早いほどいいですから。2歳9ヶ月のお子さんに対して、お薬が有効かどうかというご質問ですが、お答えするのが大変難しい質問です。娘さんと同じくらいの年頃のお子さんが治療を受けることもありますが、私自身は娘さんほど幼い子どもを治療したことがありません。

お薬について、少しご説明しましょう。場面緘黙の子どもに対して医師が処方する薬は、SSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)ですが、中でも主にプロザック(日本では未承認)が主流です。最近は、パキシル、ゾロフト、ルボックスなど、他のSSRIも使われることも多くなってきました。残念ながら、これらの薬の小児への投与については、まだ十分には検証されておらず、長期的影響についてよくわかっていません。というのは、これらのお薬が出来てからまだ12年しか経過していないためです。ただし、予備調査では医学的に安全と仮定されています。しかし、繰り返しますが、あくまでこれは「仮定」です。

 私はこれらの薬を実際に使用し、すばらしい効果を見てきました。しかしながら、あなたのお子さんへの薬の投与に関しては、やはり少し戸惑いがあると申し上げねばなりません。娘さんは、まだ2歳9ヶ月で、非常に幼い年齢です。ご両親のご心配、そして治療を急ぎたいというお気持ちは大変よくわかります。しかし、私がこのケースを診るならば、薬は最後の切り札と考えるでしょう。理由は、年齢が低すぎるから。ただそれだけです。お子さんくらいの年齢で話さなくても、それから1年の間にぼちぼち話し始め、場面緘黙に該当しなくなる子どもがたくさんいます。娘さんの場合もそうなることを願います。

 この時期なら、プレイセラピーをお勧めします。特に幼い子どもに効果があるとされています。そして、お子さんをできるだけ人と交流できる場面に連れて行き、友達とたくさん遊ばせるとよいでしょう。それから、ぜひ気をつけていただきたいのは、お子さんの前で自分が話せないことに触れないようにしていただきたいということです。驚かれるかもしれませんが、親や先生や友達が自分のことを「話せない」と言うの耳にするうちに、本当に自分のことを「話せない子ども」と考えるようになる子どもが大勢いるのです。

 人前で子どもが話す機会を設け、ちょっと促してみましょう。他の人がいる前で、子どもに質問します。最初はたとえ単語1つ答えるだけでもいいのです。このような対応をしながら、この先1年の間は、じっくりと見守りましょう。そして、お子さんが4歳近くなっても、もしもまだ改善が見られないようならば、その時はお薬を検討されてはいかがでしょうか。驚かれるかもしれませんが、4歳までにすっかり改善する子どもは多いのです。この時期までに改善がない場合、私はより積極的なアプローチをとるようにしています。



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