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Q5.どのような量と間隔で薬を増やせばよいのでしょうか? 
(6歳女児の保護者の質問

 6歳の娘がいます。幼稚園で1年間話さず、2年前に場面緘黙と診断されました。私たちは家族療法を1年間受けました(よいセラピストでしたが、場面緘黙の子どもをみた経験はありませんでした)。A子は喋るようにはなりませんでしたが、以前よりも人前でかなりリラックスできるようになり、アイコンタクトが増え、お友達と手を握れるようになりました。

 セラピー終了からちょうど1年たち、私達は薬を検討してもよい時期だと感じました。主治医の助けもあって、昨日から5mgのフルオキセチンを始めています
(訳者注:フルオキセチンである「プロザック」は‘10年現在日本未認可)

 そこで質問があります。娘の主治医は場面緘黙を診た経験がないのですが、10mgに達するまでどのような量と間隔で薬を増やせばよいのでしょうか。また、先生は行動療法について多く語っておられます。この2年間、私達は場面緘黙を専門としたセラピストを見つけることができませんでした。こちらのウェブサイト上では、私たち一同、つまり我が子に自分たちの手で行動療法を行なわなければならない親たちを指導するページを作ることは難しいでしょうか。行動療法を行わなかったために、フルオキセチンによるせっかくの前進が阻まれるようなことがあってほしくないのです。場面緘黙と闘っている私達家族に、いつも多大なご支援ご指導をいただき、大変感謝しております。





 (エリザ・シポンブラム博士の回答)

 お子さんが無事に前進していらっしゃるようで、よかったです。仰るとおり、お子さんには、ご家庭と学校で進めるお子さんにあった個別行動計画が必要です。行動計画をたてずに行う薬物療法は、適切とは言えません。お子さんは、さまざまな対処スキルを実際に行うことが必要なのです。

 行動計画では、さまざまな形の脱感作法(過敏な状態にあるお子さんを社会的環境に徐々に慣らしていく方法)と、正の強化(好ましい行動を増やすためにご褒美を与える方法など)、それ以外にも多彩な手法が用いられます。ただし、子どもはどの子もそれぞれ違った特性をもっていますから、ある子どもに効果があった手法が別の子どもには効果がないこともあります。ぜひ専門家に指導してもらい、お子さんの進展を見てもらいましょう。専門家は幾年にもわたってトレーニングを積んでおり、いつどのようにこれらの手法を用いればよいかを知っています。つまり、万能薬のような行動計画というものはないのです。

 これは薬の取り扱いにおいても同じです。5mgで始めるのは、私が通常始める量よりも多いですが、これもまた私のアプローチに過ぎないのです。薬の適正量についても、やはり、どの子どももみな違うと言えるわけです。他の子よりも早く増量できる子どももいます。増量のタイミングは、その子への薬の効き具合に基づいて判断します。

 私の経験からは、極めて低い量から始めて、ゆっくりと時間をかけて増薬し、できる限り少量を維持するようにしています。お子さんの処方箋をお書きになっている医師に、お子さんの状態の推移を見極めてもらった方がいいですし、医師は増薬の量と間隔について判断できなければなりません。



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