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 SMG~CAN(米国)Q&A

Q5.子どもの状態をどう理解すればよいのでしょうか
   
(6歳女児の保護者の質問)

 6歳になる娘がいます。最近、場面緘黙を専門とする音声言語病理学の専門家に娘をみてもらっています。その先生に自宅に来てもらい、K子の様子をみていただいたところ、彼女の判断ではKは場面緘黙で、その症状が表れているようだと言われました。

 その先生から「緘黙児は自分がしていることをちゃんとわかっている」と聞いたのですが、先生の言葉がとても気になっています。先生は、緘黙児はすべてをコントロールしたいと思っていて、保護者には受け入れ難いかもしれないが、非常に操作的な子どもだと言われるのです。

 不安からくるもので意図的ではないとはおっしゃるのですが、娘は操作的に見えませんし、どうも納得がいきません。その先生は場面緘黙についてお詳しいようで、個人所有のDSM-W(米国の精神疾患の診断・統計マニュアル)を見せてくださるなど、場面緘黙に関する最近の情報もお持ちだと思うのですが。

 今でもよくわかりません。私が防衛的になっているのでしょうか・・・。場面緘黙について肯定的な面も否定的な面も受け入れたいのですが、K子が最も困難な状況にいるときの様子からは、操作やコントロールしているのはなく、恐怖や心細さ、不安で緘黙しているとしか思えないのです。いろんなことを学んでいきたいと思っていますが、私の直感では、子は意識的に緘黙しているとはどうしても思えません。エリザ先生、どうか私の理解を助けてくださいませんか。私は場面緘黙の否定的部分をなぜ理解できないのでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。




 あなたは100%正しく、全く何もおかしくないです! 間違っているのは言語音声病理士の方です! 場面緘黙の子どもは、コントロールしているのでも、反抗的でも、操作的でもありません。全く違います。そう感じる人がいるのは、不安の高い子どもが常に不安そうには見えないからでしょう。特にしばらくの間同じ環境で過ごした子どもは、ずっといつも、ぼんやりした表情や無表情、うつろな表情をしているわけではありません。「走ったり、遊んだりはするのに、話はしない」「たくさんの子に話しかけられても、話しかけた人をちらっと見るだけでそっぽを向いてしまう」…そんな子どもの様子を見て反抗的態度と思ってしまうようです。

 その専門家はとんでもない勘違いをしています。このような捉え方が存在するからこそ、私たちは自らの使命に心血を注ぎ込んでるのです。私たちはすべての専門家や教師に正しい知識をぜひ伝えていく必要があるのです。場面緘黙を克服した子ども達は、なんとかして本当に話したいと思っていたことを、はっきり教えてくれます。「言葉がのどに引っかかって出なかった」「舌が言うことを聞かなかった」「言葉を出そうとしても唇が開かなかった」…私は、子ども達からこんなふうに聞きました。

 キムさん、あなたは明らかに正しく、お子さんのことをきちんと把握しておられます。娘さんのことを、操作的とか頑固だととらえる専門家と会うのはもう止められた方がよいと思います。子どもは相当勘がよいものですが、頭のよい場面緘黙の子どもたちは、なおさら勘が鋭いです。娘さんはそのセラピストの気持ちをきっと見抜くでしょうから、お子さんのためにならならないと思います。


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