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 SMG~CAN(米国)Q&A

Q5.十代の場面緘黙の子どもが治療を受けた場合、どれくらいの割合で改善するのでしょうか?
(15歳男子の保護者の質問)

 15歳の場面緘黙の子どもが治療を受けた場合、どれくらいの割合で改善しますか?また、この年齢の子どもには薬物療法が最も適していますか?




 息子さんの緘黙の治療が遅すぎるということはありません。確かに研究では「治療の開始は早いほどよい」ことが明らかです。しかし、大人の不安障害でも治療によって改善が可能ですので、十代の子どもでも大丈夫です。ご存知のように、そもそも場面緘黙は不安障害ですので、不安に対する治療法を行うことが大切です。息子さんが、精神科医や心理士・小児科医、家庭医などの専門家からすでに診断は受けていると考えてお話しします。

(1)まず最初は、行動修正法を用いたセラピーを行うのが最も一般的です。これは時間をかけて、徐々に息子さんがとっている緘黙行動を変えていくセラピーです。例えば、息子さんが他人の前で緘黙ならば、そのような場所でも自分は話せるんだと自覚できるように練習させたり、正の強化を用いながら発話について具体的な目標を設定してあげたりします。

(2)他に認知行動療法というセラピーがあります(十代後半や大人の患者によく適用される方法です)。このタイプのセラピーでは、不安をおこす刺激に対して、お子さんがどう向き合えばよいのか、学習し直すことが焦点となります。 例えば、息子さんが学校で緘黙ならば、学校は怖い場所ではないということを「実感」できるように働きかけていきます。不安を感じそうな状況でもリラックスでき、「より現実に即した」とらえ方ができるように様々な技法が用いられます。

(3)場面緘黙や不安障害の治療法で他に定評のあるものは薬物療法です。場面緘黙に最もよく用いられる薬はプロザック(2012年現在、日本では未承認)、パロキセチン(パキシル)、セルトラリン(ジェイゾロフト)などのような、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)です。このタイプの薬の使用について、研究で安全性と有効性が実証されつつあるため、以前よりも薬物療法を行うことがより一般的になってきました。

 最後に一言付け加えます。なるべく早く息子さんに何らかの治療を受けさせてあげてください。子どもや十代の若者は、時間がたてばその行動様式がますます定着し、その様式から抜け出せなくなります。そのため先にのばせばのばすほど、適切に治療することがいっそう難しくなります。




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