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2021年5月

教師記入用「学校場面別 行動チェックシート」

 ※資料ダウンロードは一番下にあります。

 個人懇談などで「学校での合理的配慮」について、先生との話し合い時に活用できる「学校場面別 行動チェックシート(教師記入用)」を公開します。

 連休明けに個人懇談が予定されている小中学校は多いのではないでしょうか。個人懇談は、担任の先生に場面緘黙症を理解していただき、家庭と学校で子どもへの支援や対応を話し合うための貴重な機会となります。

 2016年4月に、学校で「合理的配慮」の提供が義務となって5年たちました。学校にも「合理的配慮」の考えがずいぶん浸透してきたように思います。「合理的配慮」は、障害のある児童生徒等が十分な教育を受けられるよう、一人一人の状態や教育的ニーズ等に応じて「学校と家庭が合意形成」を図ったうえで提供されるものです。個人懇談でなくても、本人・保護者からいつでも申し出をしてよく、また小中学校では、本人・保護者からの相談がない場合でも先生の気づきから、適切な配慮について先生と保護者が話し合いをもつ場合もあります。

保護者側から先生に、合理的配慮について申し出るときのポイントは3つ。

(1)感謝を伝える(2)現状を伝える(3)具体的な配慮や対応の提案

 高校や大学・就労の場で、合理的配慮についての申し出るときも、3つのポイントは同じです。特に「(1)感謝」を忘れないようにしましょう。場面緘黙症状のある子どもの場合、保護者は、家庭での子供の様子や、子どもが親に話す学校での様子について知るのみで、「(2)現状を伝える」といっても、学校での様子が把握できにくいものです。

 具体的な支援や対応を話し合うためには、子どもの学校での状態を把握し共有することが、具体的な配慮や対応について話し合うときに大切。そのツールの一つとして「学校場面別 行動チェックシート(教師記入用)」を活用するとよいでしょう。心理士としては、結構な項目の量なので先生が記入に時間がかかってたいへんなのでは?と考えていましたが、実際に記入をお願いしたところ、そのへんはさすが先生。それほど時間をかけずスムーズに記入されていました。

 このチェックシートは、かんもくネット会員が作成し実際に使用されているものを、許可を得たうえでKnet事務局が加筆修正して公開するものです。新年度開始時にまだ先生に渡していないようでしたら、かんもくネットのリーフレットと共にお渡しください。

かんもくネット 角田圭子(臨床心理士・公認心理師)


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