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2013年10月

カースティさんからのメッセージ

 2013年10月19日(土)、レスターで開催されたイギリスの場面緘黙支援グループSMIRA(Selective Mutism Informaton Research Association)の創設21周年記念パーティに行ってきました。

 今年6月からSMIRAの活動を応援してくれることになったミスイングランドのカースティさんも出席。SMIRA関係者、保護者、子ども達と歓談しながら、和気藹々とした時間を過ごしました。
カースティさん、ものすごく背が高いブロンド美人なのですが、親しみやすく可愛らしい方でした。

 スピーチで少しだけ躓いて、「ご覧のように、本当はまだシャイなところが残ってるの」と微笑んでいたのが印象的でした。実は、今までに一度も留守番にメッセージを残したことがないのだとか。場面緘黙で苦しんでいる人たちを助けてあげたいという純粋な気持ちが伝わってきました。

 パーティには、カースティさんだけでなくお母さんのケリーさんも出席され、保護者の立場からのお話も聞くことができました。かつては、娘がこんな風に公の場でスピーチできるようになるなんて、夢にも思わなかったそう。最後に、「場面緘黙を乗り越えた娘のことを誇りに思います」と涙ぐまれた時、カースティさんの目にも涙が...。家族で一緒に乗り越えてきたんだなと、感慨深かったです。本当に仲の良い母娘でした。

 下記は、カースティさんからいただいたメッセージです。

                         Knet事務局  ロンドン在住 みく


場面緘黙をもつ子どもたちとかんもくネットの皆さんへ

場面緘黙をもつ子どもたち、そして保護者のみなさん、どうか諦めないでください。すぐには変わらないし、時間がかかります。そのため、粘り強さが必要です。

場面緘黙をもつ人たちや子どもたちへ

あなたの周りに、あなたを愛してくれる人、気にかけてくれる人、一緒にいてほっとできる人を増やしていきましょう。毎日、少しずつ声に出して言うことを増やしてみてください。頼れる誰かに向かってでもいいですし、自分自身に向かってでもいいのです。場面緘黙は克服できます。自分の力を信じてください。そして自分自身のために克服したいと望んでください。他の誰でもない、あなたにしかできないことです。

どうか私を信じてください。どんなに小さなことでもいいんです。何か怖いことにうち勝つことができたら、あなたの自信はぐんぐん大きくなって、自分のことを誇らしく感じるようになっていきます。どうか自分自身のために頑張って!


場面緘黙のお子さんをもつ保護者のみなさんへ

どうか辛抱強く、穏やかに接してあげてください。できる限りの愛情を注ぎ、支援をしてあげてくださいね。私のように、先生や慣れない大人に話さないお子さんなら、相手に「心配しないで、子どもに穏やかにゆったりと接してください」と伝えてください。

知らない人と話せる感じになるまでには、まずお子さんがその場所に安心でき、ほっとできることが必要です。時間はかかりますが、大人は温かく穏やかな態度で、子どもに徐々に話しかけていくようにしてあげてください。そうすれば、子どもの緊張は次第に和らぎ、怖さや脅威が薄らいでいくと思います。うまくいけばその人をより身近に感じるようになるでしょう。

場面緘黙の子どもの多くは、本当はものすごく話したいのに、どうしても話す力が出せないのだと思います。環境が変わって、まわりに知っている人や頼れる人がいない、不安の大きい環境に置かれたためでしょう。どんなことでもそうですが、はじめは少し怖いことでも、何度も回を重ねていけばだんだんと怖さは減っていきます。場面緘黙の子どもにとっても同じです。なるべく環境を変えずに同じ人たちと過ごすようにすれば、子どもたちは次第に落ちついて、自分を表現できるようになると思います。

みなさんの幸運を心からお祈りしています! どうか頑張ってください。
やろうと心に決めたことは、必ず実を結びます!
                
                                      カースティより
 
カースティさんの動画(4秒)

A statement for both Kanmoku net and SM children

I would like to say to any SM sufferers or parents with children who have SM not to give up. You need to be patient, things aren't going to change immediately, it takes time.

For any SM sufferer, surround yourself with people who love and care for you and who make you feel comfortable. Say a little more each day, even if it's to yourself or to someone who you can trust. You can overcome it, you just need to believe in yourself, and want to do it for yourself. No one can do it for you. Believe me, once you have overcome any tiny fear, you will grow more and more in confidence and will feel so proud of yourself. Do it for you!

For parents with children who suffer with SM, be patient and calm. Show them as much love and support possible. If like me, they don't speak to teachers or any other person they don't feel comfortable with, tell that person to be calm and not to worry.

The child needs to feel they are in a safe, comfortable environment
before they even begin to feel comfortable talking to a person they don't know.
It will take time, but if the person gradually tries and talk to the child, in a calm, warm manner, the child will become more at ease, and will hopefully begin to be more aware of this person.
They won't appear so scary or a threat.

I think most of the time it's a case that a child is in a new uncomfortable environment, surrounded by people they don't know or trust, and as a result, struggle to find the ability to speak, even if they desperately wanted to. It's like anything in life, the more you do something a bit scary, the easier it becomes and it's the same with children with SM. The more they are put in the same environment, and people, the more easier it becomes for them to start being themselves and expressing themselves.


I wish you the best of luck! Don't give up, anything you set your mind to is possible!

from Kirsty