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2010年11月2日

 場面緘黙理解のための絵本が出ます!

2011年2月上旬に、場面緘黙理解のための絵本が出版される予定です。

 「なっちゃんの声
 〜学校で話せない子どもたちの理解のために〜」 
               
予価1600円+税
        ぶんとえ    はやしみこ 
       医学解説   金原洋治
       監修      かんもくネット(Knet)
        発行      学苑社

 

この絵本は、元場面緘黙児の保護者が描いた絵本です。
2007年4月より「学校で話せない子ども達のために」 http://silencenet.sakura.ne.jp/のサイトで、公開されていました。

場面緘黙の子どもの、周囲の理解はとても大切です。
この絵本は、子どもでも大人でも理解と対応を学べるように、以下の構成となっています。

   1 「なっちゃんの声」のお話
   2 作者よりクラスのみなさんへメッセージ
   3 場面緘黙当事者のクラスのみなさんへ宛てた手紙
   4 医学解説
   

本書によって、ひとりでも多くの方に「場面緘黙」の理解が深まるように願っています。

                         かんもくネット事務局  はは(はやしみこ)

 

★この記事を読まれた方は、本について、ブログで話題にしたり、 お知り合いの方にお伝えいただけると幸いです。



「学校で話せない子ども達のために」のサイトで公開されていた絵本を使用しての感想をいただいていますので、以下に掲載させていただきます。

なっちゃんの絵本は、同級生の理解のために使わせていただきました。
息子が1年生の時と、2年生でクラスが替わった時に
担任の先生からクラスで、なっちゃんの絵本を読んでもらいました。
みんな真剣に聞いていたそうです。

低学年の子ども達に理解できるかな?と不安もありましたが、
それぞれに息子のことを受け止めてくれました。
「大変だけど、応援しているよ」と手紙をくれた子もいました。

息子がこれまで からかわれたり嫌な思いをせずに、
みんなに助けてもらいながら学校生活を送ることができるのも、
なっちゃんの絵本で 同級生が緘黙を理解してくれたからだと思っています。

なにより「どうしてぼくだけしゃべれないんだろう」と悩んでいた息子が、
「なっちゃんのように外でしゃべれない子がいる。ぼくひとりだけじゃないんだ 」
ということがわかったことも大きかったです。

緘黙の理解が広がり、 緘黙の子ども達が暮らしやすい社会になりますようにと願ってやみません。
ははさんのあたたかくやさしいイラストに癒される、私も大好きな絵本です。

                                    (男子の保護者)


息子も私も大変助けられた作品です。

小学校3年生になって、クラス替えの後、なじみの薄いクラスメート達から、
「なぜしゃべれないの?口ないの?ロしゃべらないから何しても大丈夫」
そんな言葉を投げつけられていた息子。

そんな中、クラスメートの理解を得る為に、なっちゃんの絵本の助けを借りて、
先生と一緒に子供達に読み聞かせをして、お話をさせてもらいました。

ただ、言葉だけで説明するよりも、柔らかく可愛らしいイラストとわかりやすいストーリーが、
子供達の胸に響き、受け取りやすいものだったと思います。

「なっちゃんは、○○くんと似ているね、ぼくも恥ずかしくて話せないときあるよ・・」
そんな風に子供達なりに理解してくれて、息子に対する態度もがらっと変わりました。

周りの理解を得ることはとても大事です。伝えるにも勇気が必要です。
この本は、一歩踏み出す勇気をくれました。

本人が、自分と同じように話せないお友達はたくさんいるんだ、ということを知る為に、緘黙のことを周りの方に知ってもらう為に、多くの方に読んでいただきたい一冊です。

                                    (男子の保護者)